膝蓋骨打撲(膝のお皿の打撲)
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症状の概要
膝蓋骨(膝のお皿、パテラ)の打撲部に、圧痛、腫脹、皮下出血がみられ時間の経過とともに広がります。
打撲直後は、歩行障害がありますが、しばらくすると歩行は可能になります。
すぐに歩けない場合は、靭帯損傷、膝蓋腱損傷、膝蓋骨下軟骨損傷が考えられます。
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痛みが起こる原因
スポーツや交通事故、工事現場などで転倒したりして、膝蓋骨(膝のお皿、パテラ)を強く打撲した際に発症します。
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当院での膝蓋骨打撲に対する施術方法
膝蓋骨の変形や骨折の可能性のある場合は、整形外科で受診してもらいます。
靭帯損傷や膝蓋腱損傷がある場合は、テーピングで制限を加えます。
膝蓋骨下軟骨損傷を起こしている場合は、膝蓋骨の動きを高いレベルで制限しなければなりません。
靭帯、膝蓋腱、膝蓋骨下軟骨損傷を合併している場合は両方制限をテーピングで加えます。(いずれの場合も、炎症と内出血を抑えるためにアイシングをします。)
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施術回数の目安
受傷直後の場合は、毎日のアイシングとテーピング交換をします。
2~4週間程度
経過観察しながら、一週間に2回程度でアイシングとテーピング交換をします。
完全に歩行障害が無くなり、膝関節の可動域制限も完全になくなるまで治療を継続します。
軽度の場合は、1ヶ月程度
重度の場合は、3~5ヶ月程度かかります。交通事故の場合は、自賠責保険・任意保険が適用されます。膝のテーピングは量をたくさん使用しますので別途500~1000円のテーピング料金が必要になります。)